反逆アリス 3 「ていうかさ、なんで海?今まだ5月だよ?」 「彩柊、過ぎた事は良いじゃないか。ほら見てごらん、幸村君達のはしゃぎよう。」 「子供か。」 ご察しの通り、旅館近くの海までやって来ました。 さすがに泳げるような暖かさじゃないけど、砂浜ではしゃぎ回るみんなは楽しそうだし。 「Ya-haaa!Let's party!!」 「うおおぉぉお!!みなぎるぅぁああ!!」 はしゃぎ回・・・・・・、はしゃぐ? ・・・・・・うん、楽しそうだな。 なんかこう、雷とか炎とか見えるのは幻だ。きっと疲れてるんだ。 「おぉ・・・、日輪よ・・・。」 「・・・・・・?」 「良い天気だなぁ、夢吉!」 あれ、光合成してるメンバーが増えたような・・・。 「ところでさぁ、鬼の旦那が沖まで泳いで行ったけど、大丈夫?」 ・・・・・・・・・・・・え? 「ちょ、元親くーん!?風邪ひいちゃう前に戻ってらっしゃーい!?」 「そういえば昨日から海に飛び込みたそうにしてたね。」 「この寒いのに!?・・・・・・信じらんない。」 俺も信じられない! 元親君マジでカムバッーク!! まさか泳ぐなんて思ってなかったから、着替え全部旅館に置きっぱなしだよ!? 「・・・とりあえず、一旦戻ってから温泉街散策しようか。」 「そう、だね。」 温泉街って懐かしい感じの建物が多くて良いよな。 [*Back][Next#] |