反逆アリス 3 「旦那に変な真似したら両手足ぐるぐるに縛って川に流すからね、御影ちゃん。」 っていう脅しを受けつつ、一旦部屋に別れた。 本当にされそうで怖いから幸村君には手を出さないよ。 ・・・他の人達?ちょっと断言出来な・・・ごめん冗談。 「まぁそれは置いといて!」 「そこだけ言われても俺達は心読めないから困るんだけどなぁ。」 「そこは察してくれ。まずは温泉に行こうか!」 ここの露天風呂は素晴らしいんだよ、パンフレット見た限り! 隣の部屋の4人も誘って、広い温泉でのんびりしようじゃないか。 「あ、夢吉は置いて行ってね。」 「・・・え?」 「公共の風呂とかって動物禁止なんだ、基本的に。」 「えぇぇ?そんな今更言われても困るよ!なぁ夢吉?」 「ごめんね慶次君、夢吉!ちょっとだけだから!夢吉、後でいっぱい遊んであげるから!!」 そんなやり取りがあって、夢吉は部屋でお留守番。 うん、大丈夫。夢吉は賢いから大丈夫だって信じてる。 「気を取り直して温泉行こう。」 「やだ。僕温泉嫌い。」 「・・・彩柊、空気読んで?ここはあれだよ。広い露天風呂で開放的な気分でみんなで楽しまなきゃ!!」 「行ってらっしゃい。僕は夢吉と遊んでるから。」 弟が超ドライです。 まぁ部屋にもユニットバスがあるから良いけどさ。 ついでに元就君も温泉を拒否したから、最終的に彩柊と元就君と夢吉がお留守番になった。 [*Back][Next#] |