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反逆アリス


「旦那に変な真似したら両手足ぐるぐるに縛って川に流すからね、御影ちゃん。」

っていう脅しを受けつつ、一旦部屋に別れた。
本当にされそうで怖いから幸村君には手を出さないよ。
・・・他の人達?ちょっと断言出来な・・・ごめん冗談。

「まぁそれは置いといて!」
「そこだけ言われても俺達は心読めないから困るんだけどなぁ。」

「そこは察してくれ。まずは温泉に行こうか!」

ここの露天風呂は素晴らしいんだよ、パンフレット見た限り!
隣の部屋の4人も誘って、広い温泉でのんびりしようじゃないか。


「あ、夢吉は置いて行ってね。」
「・・・え?」

「公共の風呂とかって動物禁止なんだ、基本的に。」
「えぇぇ?そんな今更言われても困るよ!なぁ夢吉?」
「ごめんね慶次君、夢吉!ちょっとだけだから!夢吉、後でいっぱい遊んであげるから!!」

そんなやり取りがあって、夢吉は部屋でお留守番。
うん、大丈夫。夢吉は賢いから大丈夫だって信じてる。


「気を取り直して温泉行こう。」
「やだ。僕温泉嫌い。」

「・・・彩柊、空気読んで?ここはあれだよ。広い露天風呂で開放的な気分でみんなで楽しまなきゃ!!」
「行ってらっしゃい。僕は夢吉と遊んでるから。」

弟が超ドライです。
まぁ部屋にもユニットバスがあるから良いけどさ。


ついでに元就君も温泉を拒否したから、最終的に彩柊と元就君と夢吉がお留守番になった。

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