反逆アリス 1 まぁ一悶着あって、俺は元親君と佐助君(まだ良識ありそうな人達) を引き連れてテレビの買い出しに来ていた。 「まず最初に言っとくよー。俺の側を離れない。飾ってある商品にむやみに触らない、壊さない。あとは騒がない。良いですかー?」 「はーい。」 良いお返事です佐助君。 頭撫で回したい・・・じゃなくて。 「元親君も良い?」 「おう!」 良い笑顔ですアニキ。 彩柊いわく、今回の要注意人物らしいけど・・・。 何となく分かるけど! 行く所が行く所だからな。 「ねー御影ちゃん良い?」 「ん?何、佐助君。」 「この、ようふく?って緩くて動きづらいんだよねー。」 いや、それは多分俺の服(LL)を着てるからなんだけどな。 佐助君は恐らくY体型のMサイズだし。 「・・・もっと体に合った服が欲しい、とか?」 「そーそー。御影ちゃんの借りてるから仕方ないんだけど、じーんずだっけ?せめてこっちは・・・。」 「御影、俺も丈が合う衣装が欲しいぜ。家にいる奴らも動きづらそうだったしよー。」 丈が合わないのは七分だからだけど・・・、って言ってもわからないよな。 まぁ下がぶかぶかなのはやばいだろうなぁ・・・。ベルトでなんとかしてるとしても。 「了解、ついでにみんなの服も買おうか。」 我が家の財布の紐は緩いです。 主にファッション関係。 [Next#] |