台詞調 無駄だと知りながらも、その身を削りながらも、必死に生きた勇者を、誰が貶すことが出来ようか あいつが望んだことは君には何も知らせずにいることだとはわかっているけれど、ただ、俺が嫌だったんだ。 昔のことなんて忘れてしまったよ、そう、わすれてしまったんだ。 (だから、思い出させないで) 疑問だけを持ち続けることは出来ないから、せめて、誰か僕に答えを与えてはくれませんか。 無理して笑おうとする君を見ていると、痛々しくて、悲しくて、でも、凄く愛おしく感じてしまうんだ。 あー、恋とか愛とかそういう類はとうの昔に卒業したんですわ。ごめんなさいね、お役に立てなくて。 「さよなら」と告げたのは僕なのに、誰よりも「さみしい」と思っているなんて知ったら、君は笑うかな。 何回好きって言ったらわかってくれるんですか!嘘じゃないってば!! じゃあたとえば、ここに同じ顔の人が100人いるとしたら、あなたは何を基準に選ぶのですか?ほら、結局選ぶ基準なんて顔でしかないんですよ。 生暖かい雫を感じた、あぁ、これが・・・君の・・・―――いっそこのまま溺れてしまえたら・・・なんてね。 |