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僕をナメないで?





「――じゃぁ次の問題を雲雀くん。答えなさい、354÷3は?」

「118。」

「っ…(ムカつくー!!)」



目に闘争心を燃やしながら、僕をビッて指差し問題を言ってきた山田先生。もちろんもうすぐ高校生活が終わる筈だった僕にとって簡単すぎる問題なので、間髪入れずに答える。先生の悔しそうな表情を見て、僕はハッ!と鼻で笑った。

わり算とか簡単すぎ。




「…。(簡単すぎて暇。)」

現在僕は3年生。
繰り上がりのせいもあり、山田先生は僕の担任になった。しかも三回目。一年生では仕方ないと思った。しかし二年生でも同じ。偶然?と思ったが、三年生でも同じだと、軽く運命?なんて思う。

永遠のライバル、みたいな?

















ナメられちゃぁ、困るよ。和泉恭を。











休み時間、上級生に呼び出しを食らった。
大方、何をされるか分かるが。

最近ケンカをふっかけられる事が増えてきた。
まぁ、家で鍛えていたため負けることは無かったが。
結果は、僕の勝利。

その事が周りに広がり、周りの人達は僕に近づかなかった。
そして、ケンカをふっかけられるようになった。


前世では普通に生活してきた一般人。
こういう事には馴れていなかったが、僕は必死に耐えた。

了平や京子もいるから、大丈夫だ。







「おい雲雀ぃー、最近調子に乗ってねぇ?」

「は?調子に乗ってるのはそっちでしょ。」



キモいんだけど、と下っ端Aをドン、と押した。
ドス、と尻餅をついた下っ端A。いてっ、なんて言っているがスルー。




「…っのガキがぁっ!!」



全員が飛びかかってきた。
…遅いな。あートンファー欲しい。どうやって手に入れるんだろう。



ていうか、









「ガキ?それはこっちの台詞だよ。」






チ○毛も生えてないくせに。(←




全員に足払いをし、転倒させる。


「うっ!」



呻き声を上げると立ち上がって、覚えてろ!と素晴らしいくらいに王道の捨て台詞を吐いて逃げていく。…ダサ。


ただ転んだだけなのに逃げるとかありえない。


バカみたい、そう呟いて僕はその場を後にした。






[*書類整理][咬み殺す#]

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