Eternal… 嫌いな理由 「マジ、ムカつくぜ!」 結局、1限だけ保健室でサボって教室へと戻ってきた。 保健室の先生ったら、ケツを引っぱたいてきやがったぜ、逆セクハラだ、全く。 あの後、優が出て行ってすぐに猛は寝たそうで、今も尚スヤスヤ夢の中だ。 「てか、アイツ男でもありなのかよ」 「バイってやつ?それとも優ならあり?」 「確かにー、かもな」 「…何でやねん」 友達が好き勝手言うのに腹が立ち、ぷくっと頬を膨らませると、頭を撫でられた。 …いやいや、そんなので騙されねーよ。むしろキモい。 「優、…大丈夫か?」 そんな中、唯一悠馬だけが心配そうに声をかけてくれた。 さすが、悠馬。 名前がちょっと似てるだけある。 「サンキュ!でも、もう2度としゃべらねーって決めたから、安心してくれ!」 「…そうか、分かった」 優が嬉しそうに笑うものだから、悠馬もつられるように笑った。 [*前へ][次へ#] [戻る] |