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Eternal…




「分かーった、分かった」


そんな空気が耐えられない。


「やれば気が済むんだろ?」
「さすが!悠馬とは違うなー」
「いちいち喧嘩売ってんじゃねーよ、ガキ」
「ガキにガキって言われる日が来るとは」
「うるせーんだよ、お前は。しつけぇ」


悠馬は根が真面目だから、いくら冗談だと分かっていても悪ふざけを許せないのだろう。優しい奴だ。


「悠馬、心配ありがと。こいつ等の頭はう●こ以下だから許してやってくれ」


はーあ、ため息が出る。
ムキになりやがって、成長しろってんだ!


「上目使いな」
「首も傾げてな」
「注文が多い。俺は花田さんだと思って言うから!だから、お前花田さんのお面付けろッ!」
「俺未だに花田さんが誰か分かんないんだけど」


この作戦をやってみて思うのだが…絶対に及川には出来ない。
男には男なりの臭いがある。
それは、女の子のようにふわっとした石鹸のような美しいものではなく、むしろ汗臭いようなツンとした臭い。


「…うげ、無し」
「人の顔を見て失礼な」
「だって、唇カサカサしてんぞお前」
「実際したら殺す。つか、早く言え重い」


勝手に乗せておいて生意気な。

悠馬を見れば、ため息をついて少し離れた席に座っていた。男たちからも悠馬に対する怒りのようなものは消えていて、それだけでも一先ず良かった。

マジで言いたくなーい。
でも、言わなきゃ終わらないから面倒臭い。


「…キス、して?」


一応かわいこぶりっこな感じで言ってみた。

言われた通りに、上目使いと首を傾げるオプションも忘れずになっ!!





「…って、おえー」


自分でやっておいて吐きそうになる。
もの凄くキモい、俺。


「はい、やった。降りる…」
「…アリ」


だが、目の前の人物は予想外のことを言う。





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