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Eternal…




「席替えで隣になった奴なんだけど」
「ぶッ…!席替えとか懐いー」
「……」


話の途中にケタケタ笑うのがムカついて睨むと、続きをせがまれる。


「その隣の奴が、何か笑えるんだよ」



名前は、優。
嵐士に続いて、こいつの美形さには驚いた。

初めて見た時は、正直思わず数秒見つめてしまった程に。


「へー…可愛い?」
「顔はな。性格はアホ丸出し」
「いいねー、俺バカな子嫌いじゃない」


嵐士は、自分の弟もアホの子なんだよ、とニヤニヤしていてキモい。…ブラコン野郎め。


「俺が学校で王子って呼ばれてるって言ったろ」
「ああ…ぷぷッ」
「……。そんで、そいつは姫って呼ばれてるんだと」


入学当時、当たり前のようにモテた。

最初は、それを愛想良く適当に返していたのだが、最近はそれが面倒になってきた。
だから、あまり喋らず常に冷たい目をしていれば、馴れ馴れしくされる事がなくなった。

多分、基本的に年上の女性のが楽なのだろう。
失礼だが、高校生のガキくさい女には全くといって興味がない。

だからこそ、関わる気は一切ない。
告白の断り文句もずっと同じにしている。
それでも、と金を用意しようとする人には困る時もあるのだが。


…俺にフランクに話しかけてくる奴など、滅多に居なかった。





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あきゅろす。
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