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短編

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「――まだ、そんな事をやってるの――?」





ヒヤリとした声が聞こえて、そちらを見た。岩の上に、足を組んだ格好で座る姿は艶やかな子爵。





白いシルクハットに桜色の帯があり、シャツとタイは同じく桜色。白いジャケットに茶色の半丈のズボン、足は何やら縞の布で覆われており、足元は足首を超える辺りまでのなめした革靴を履いていた。





ハイカラすぎて、とんとお目に掛れない洋装だと思う。だから、俺には彼の姿を上手く伝えられないのだが。



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あきゅろす。
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