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短編

「じゃあオオカミさんはどこですか?」


「会いたいの?出来れば避けたい、ていうのがセオリーじゃないの?」


「セロリはきらいです。でもママが『オオカミさんは玉の輿だからお近づきになってきなさい』て」





「……ぼく、やっぱり一番恐いのは人間だと思うよ」






キツネくんがため息をつきました。それは年齢にそぐわぬ程、重い重いものでした。






「ところで、おにいさんはどうしてドロだらけなのですか?」


「君に踏まれたからだよぉおぉぉ!!!!」



ずきんちゃんの一言にキツネくんはにしお○すみ○ばりに、絶叫して地面に拳を叩きつけました。



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