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天体学習

「しかし面倒くせぇな。既製ので良いのに……」




「嶺……どれだけ面倒臭がりなんだよ。同じ様なものだろ?カスタムくらい自分達でしようよ」












今日のプレゼンテーションでは各企業が集い、機体のパーツの選定が行われる予定だ。目的地・航路等に合わせて自分達だけの船を造る。











「そういうお前は余裕だな。もう、どんな船にするか決まってるのか?」



「俺は――…。茅(チガヤ)が航路(セン)引いてくれたヤツに合わせて」










「選ぶから」と言い切る前に、ふぅん、と彼が唇を尖らせた。









不満気な顔。嶺は素直だ。直ぐに顔に出てしまう。







其を理解っていながら――苦笑いすることで流す自分の事も、彼は理解っているのだろうけど。



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あきゅろす。
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