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天体学習




「――河橋(カワハシ)」







教室の入口から名前を呼ばれた。眼鏡をかけた、少し痩せ気味の生徒が立っている。








「あぁ――。茅(チガヤ)。何?」



「何って君……次は演習でしょうが。一緒に行こうと思って迎えに来たの」







溜め息混じりに言われて、慌てて履修を確認する。








「わっ!本当だ!!ごめん、今用意するから!」







途端慌て出したステラを見て、嶺はにやにやしている。彼は一限、この部屋での講義なのだ。




ぎろ、と睨みつけてやると、増々声を立てて笑い出した。







「早くしろよー。待ちくたびれてるぞ、」










「――パートナーが」




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あきゅろす。
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