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天体学習 ２ 学校の敷地はドームが覆ってくれるから大丈夫。街にも、雨の日専用のループがあるから大丈夫だろう。 問題は、モノレールを降りた後で―ー。 家はこう言っては何だがかなりの田舎だ。 アスファルトすら珍しくなった現代において、まだ土砂利のキチンとした地面が残っている。そんな珍しい場所に我が家は建っている。 まるで時代の忘れ物のように存在しているその場所を気に入ったのは両親で。自分の学校入学と共に「距離的にも近いから」という理由で引っ越してきた。 雨の日には傘、なんて概念のなかったステラは今でも傘をどうしても忘れがちになってしまう。 参ったな、などと思いながら暗闇に浮かぶディスプレイを見る。 PM4:45 ［*前へ］［次へ#］ [戻る]  |