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ばすけっとまん





聞いただけで吐き気がするその鬼メニューは、実際やると気≠セけではすまないともっぱらの噂で。

つまり、マジで戻すヤツも出るらしい。

 

ってことは。


「……コレ、ただ潰れてるだけか?」

 
俺の気持ちを代弁したクラスメイトに苦笑しながら頷く。

 
「みたいだな。じゃ、ピアノもこいつじゃないだろうな」

「まぁ普通に考えて無理じゃね」


ピアノ?と首をかしげる林に、さっきあった放送のことを話す。

すると林からも、それは無理だろ…と返ってきた。



「だってバスケ部の連中、俺らと練習したあと昼休憩はさんで夕方まで部活あるっつってたぞ」  
 
 

……さすがバスケ部。初日から鬼だな。


想像しただけで疲れたような気になった俺たちに、林は思い出したように あぁ、でも…と続けた。



「コイツ、その地獄の走りこみを軽々こなしてたけどな」





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あきゅろす。
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