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ばすけっとまん





「……アレ、同じクラスだったのか」

 
そう独り言のようにポツリと呟いたあと、林は首を横にふった。


「あぁ、いや違うよ。ソイツは陸部じゃなくて…」

「え?違うの?でも昨日、俺見たんだけど?ホラ、陸部の、あの&白キとソイツが並んで走ってんの」

「あぁ、うん。おかげでその&白キがえらくソイツを気に入っちゃってさ」


 
俺が同じクラスだって部長にバレたら面倒だな、と言う林に俺たちは首を傾げる。


「どういうことだ?結局、コイツは陸部に入ってないのか?」

「ん?あぁ、昨日は確かに俺らの練習に混じってたけどな」

「えー、なんでなんで?仮入部ってこと?」


質問攻めを続ける俺たちに、そこで少し苦笑いした林は、このあと衝撃事実を口にした。



「なんでって……ソイツが、バスケ部だからだよ」





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あきゅろす。
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