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その他
Motivation operation [◆A・降御]


(あー…これやばくね?)


マウンドに立つ後輩を見ながら、バッターの後ろで構える御幸は、内心冷や汗状態だった。


シュッ…と、放たれる剛速球。

彼の手から離れた…と思った次の瞬間には、御幸の手に収まっている、小さなボール。


「ボール、スリーボール!」

「すいません、ちょっとタイム…」


これはいけない…そう直感した御幸は、ボールを宣言した審判に告げ、マウンドへ走る。


「おい降谷、いつも以上に投球乱れてんぞ。スタミナ尽きたか?」

「…いつも通りです」


なら尚更悪いだろうが。

どうも調子の出ていない降谷に、このまま投げさせるのは、結果としては宜しくない。

いくら練習試合だからといって、気を抜いたピッチングを見せることは二軍降格にも繋がる。


(…ったく、仕方ねぇな)


投手の精神面管理も、捕手の勤めか。

御幸は降谷の側に寄り、耳を貸せ…と小声で話す。

大人しく従った降谷へ向けて、この場面で一番効果のあるであろう言葉を投げかけてやる。


「…この後、俺の指示通りに投げられたら、夜はお前の好きにしていいぜ?」

「…二言はないですね?」

「当たり前だろ。じゃ、よろしく頼むぜ、怪物くん」


ひらひらと後ろ手に手を振りながら、バッターボックスへ戻り、審判に礼を言う。

構えた先にいるのは、先程よりも幾分か目つきの鋭くなった、怪物投手。

それは、本当に本気になった時にしか見せない表情で。


(…かっこいいじゃん)


そんなことを考えながら、左前に立つバッターの様子を窺う。

次に投げる一球で、彼の反応はどう変わるのか…。


(これだからキャッチャーはたまんねぇよ…いい顔、見せてくれよ?)


プレイ、という審判の声で、再び張り詰める空気。

構える御幸の口元には、いつも通りの、悪人風の笑みが浮かんでいた。














初、ダイヤのA!!!
私の地域では放送していないんですが、全部アニメ見ました!
めっちゃ面白いですね!!!

降御もっと増えろ\(^o^)/
御沢ももっと増えろ\(^o^)/
とりあえず御幸先輩もっと増えろ\(^o^)/


ちなみにこれ、某イラスト投稿サイトの作品に刺激されたものですww
マジ御幸先輩天使…何あの天使みたいな悪魔…

降谷に泣かされてる御幸先輩が好きです\(^o^)/降谷もっとやれ


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あきゅろす。
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