黒バス
人間観察 [火黒]
──最近、気がついたこと…
朝。
「おはようございます、火神くん。」
「はよー…ふぁあ…」
「眠そうですね。」
「まぁな…。この時間に学校行こうとしたら、二度寝出来なくてよ…」
「…朝練、遅れたら3倍ですからね。」
授業中。
「これ火神、起きんか!」
「痛って!…すません。」
「まったくお前は…」
「火神くん、また怒られたんですか。」
「あぁ…あのくそじじぃ…。
お前は怒られなくていいよなー、さっきも寝てたろ?」
「…火神くんが怒られてる声で起きちゃいました。」
「むすっとすんなよ!」
昼。
「お前も購買か。どれがいい、買ってきてやるよ。」
「あ…じゃあ、たまごサンドで。」
「りょうかい。人少ないとこにいろよ。」
部活前。
「火神くん。コートの準備しましょう。」
「おう。
じゃあ…俺、ゴール出してくっから、ボール出しといてくれ。」
「…はい。」
部活中。
「…はぁ…っあ…」
「生きてるか?これ飲めよ。」
「ありがと、ございます…」
部活後。
「待たせたな、ほら、シェイク。」
「ありがとうございます。…相変わらず凄い量ですね…。」
「そうか?…ほら、1個食え。体力つかねぇぞ。」
「ありがとうございます。いただきます。」
──最近、気がついたこと…
朝練には時間があるのに、お互いの通学路が合流するところで待っていてくれること。
(欠伸を噛み締めて…二度寝する時間もあっただろうに…)
授業中に寝ていて怒られるとき、同じく寝ている僕を先生に気づかせることもできるのに、
それをしないこと。
(朝練で、人一倍疲れている僕を気遣ってのこと…なんでしょうか。)
人混みに入っていくのが苦手な僕の代わりに、買い物をかってでてくれること。
(しかも、見つけやすいように人の少ないところで待つよう、配慮もしてくれてますよね。)
コート整備をするとき、力のいる仕事を引き受け、
比較的やりやすい仕事を、僕に回してくれること。
(少しでも部活に参加する体力を残しておきたい…というのをわかってくれているんですね。)
しょっちゅう倒れてしまう僕を気にかけ、順番待ちの度に声をかけてくれること。
(…たまに、集中しろって怒られてますよね…)
そして、部活後に行く、いつものマジバ。
体力限界の僕の代わりに、すすんでシェイクも買ってきてくれること。
しかも最近では、自分が食べる分にプラスして、1つ買ってくること。
そしてそれは、必ず僕に手渡されること。
「…火神くんって、過保護ですよね。」
「あ?何か言ったか?」
「いえ。…ピクルス顔についてますよ。」
「ん…ほんとだ、サンキュ。」
「…ピクルスついてるの気づかないって、どんだけ食べるのに集中してるんですか…っ。」
「わ、笑うなよ!ったく…」
一緒に過ごす日が増えると、その分気づくことが増える。
毎日、君から新たな発見をすることができる。
だから…人間って面白い。
「あ、今度はケチャップが…」
「だー!もういいっつの!後で取るわ!」
だから、僕の趣味はずっと…
初書き火黒!
…付き合ってないですね、これ←
むしろ火→←黒な両片想い?
とにかくぐだった\(^o^)/うるるるる←
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