感性を育てる 作者独自の感覚が含まれていると、読者はその驚きからどんどん読みたいと思うようになります。さて、どうやって個性を捕まえるか。その方法のひとつとして、よく観察するということがあげられます。 例えば、空を見てみましょう。よく「青い空」なんていわれる空ですが、よくよく見ると、「青い空」以外の言葉が隠されています。金色だったり、おかしな雲が浮いていたり、どこか嘘っぽかったり……。そうやって少しずつ、自分だけの言葉を心の中にためていきましょう。 そうすることによって少しずつ、独特な文章というものが書けるようになってきます。 ただし調子によって独特な文章ばかり使っていると、理解するのが難しい文章になってしまいます。 能ある鷹はつめを隠す。これだ! という時にこそ、自分だけの感性で驚かせましょう。 [*前へ][次へ#] |