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助詞
 主語と述語は文章の骨です。主語と述語がしっかりと繋がっていることで、文章はちょぴっと“論理的”になります。
 主語と述語の関係を明確にするもの、それが助詞です。

 助詞には色んな種類があります。格助詞、並立助詞、間投助詞、終助詞、副助詞、係助詞、接続助詞、準体助詞です。

 格助詞である「が、の、に、を、へ、と、から、より、で」。主語と述語の意味関係を作ります。
 例えば、「犬」「歩く」という主語述語に「が」を挟むと「犬歩く」。ワンワンがぽっぽこ歩いていく姿が想像できますね。
 では、「から」なら? この場合、「犬から歩く」となりますが、なんだか「犬」という場所や物質を「離れる」イメージがありませんか?
 このように、それぞれの格助詞には意味や方向性があります。

 並立助詞である「の、に、と、や、やら、か、なり、だの」。これらはいくつかの主語を並列に並べたり、包み込んだりします。
 例えば「鈴木さんとポチ」。なんだか鈴木さんとポチ、いっしょに並んでる気がしませんか?

 終助詞である「か、かしら、な、の、や、とも、か、な、ぞ、や」。これらは文末につくことで疑問や感動などの意味をつくります。
 例えば「これはポチだ」を「これはポチかしら」に変えちゃいましょう。なんだかポチがポチかどうか分かりませんね。もしかしたら背中にチャックがついているかも!
 ……このように、感情が広がってゆくわけです。

 その他にも間投助詞、終助詞、副助詞、係助詞、接続助詞、準体助詞がありますが省略。その代わり、このような「助詞」の正しい使い方を知る方法を書きますね。

 まず本を読むこと。
 次に言葉を聞いたり発したりすること。

「助詞」は個々に意味を持ちながら感覚に依存しています。ですから、日常的に使うことで「助詞が使われる感覚」を体で学ぶ必要があるのです。



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あきゅろす。
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