夏ホラーレビュー
夕 環「まちがいメール」
その機械は全てを受け入れ、あなた自身になる
読む
携帯電話という名前なのに、電話に使うことは少ない。ひとたび契約してしまえば、どこで知られたのか度々メールが来る。縁の遠い人物からのメール、出会いを誘うメール、時には全く誰から来たのか分からないメールまでくる。
主人公は間違い電話ならぬ間違いメールを貰う。差出人に覚えは無いが、内容には覚えがあった。怖気がたつほどの、覚えが。
携帯電話。とても身近で、とてもプライベートな機械のはずなのに、驚くほど思念を受け付ける。受信拒否をしても、何故かきてしまう。だからこそ、想像を引き立てるのかもしれない。
あなたの携帯電話、どこに繋がっていますか?
[*前へ]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!