[携帯モード] [URL送信]
脳内削除





蝕むグラフ
何を計りたいの?

僕にはさっぱりο


僕のサブリミナルは。
変わっては交わる出鱈目さ。

けして複雑では無い。
只の馬鹿正直な僕。



似て非となる僕等の、
故郷は尊き心の底。



帰る場所なんて。
最初から見つからないんだ。

在るわけも無いのに。
必死に探し続けているんだ。





『   』


君が発する見えない形。
僕に傷跡を残しては。

跡形も無く、
消えてしまうから。


『もう一度』


御ねだりしてみては。
ホラまた傷付いてみたり。



傷跡が深いわけじゃないし。
出血が酷くもないけれど。

それは抉られた様に、
後々引いては苦い汁を。





『好きだよ』


君が上辺だけの言葉。
言える程器用じゃない事も知ってるし。

分かりきってるけど。


『好きだよ』


言返しては顔を顰めて、
物足りなそうに、不服そうに。

僕の言葉を知らぬ間に投げ返す。
君の無意識のうちのシグナル。



定義だとか。
客観的物事過ぎて。

概念すら失って行きそうな。
それこそが甘くって。


そのうち。
隣り合わせを拒むんだ。

どうしたらいい?
だとか。
考えるのも嫌になる。



『笑って』


呟いた君の声が。
自棄に面倒臭い様に聞え。

僕は明様に偽の笑む。


『君こそ、笑ってない』


そう呟いた自分の声が。
暗く湿った異物の様。

君の顔が更に歪んで。
ああ、なんかもう。



おわるο


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!