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サヴァメンバーのたのしぃたのしぃ暇の持て余し方

<注意事項↓>

・キャラがぶっ壊れてます

・キャラがぶっ壊れてます(二回目)

・果てしなくギャグです

・ハワード心底溺愛してる方は観覧せず、お引き取り下さい

・ぶっちゃけハワードだけ報われてません

・つかハワード可哀相です。(真顔)

・CP要素は弱めです


以上の条件でもOKという勇者様はそのままスクロールお願いします(*´∀`*)















「暇だよ」


その悪夢はハワードの一言から始まった。





サヴァメンバーのたのしぃたのしぃ暇の持て余し方





ぽかぽかした陽気の中、お馴染みメンバーはぼんやりのんびりシャトルの木陰で過ごしていた。
昨日珍しく食べ物が大量に見付かった上、水汲みも完了した為に明日はいつもの疲れを癒そうというルナの案の元、各々嬉しそうに就寝した。

が、いざ当日になってみると遊び道具も何か読む物もない遭難状態…体を動かそうにもいつもの疲れを癒したいが為に動きたくない感が頭を支配し即行却下。
冒頭のハワードの発言に戻り今に至る。


「私達食料探しとかで一杯一杯だったから気付かなかったけど…此処何もないもんね」


アハハ…と苦笑を浮かべたのは発案者であるルナ。
余計な事言ったかな?と困った笑みを次いで浮かべる。


「ルナ!今日という日はとても貴重な時間だと思うの!動くことがないというようやくやってきた休みは素晴らしい案だと私は思うわ!」

「シャアラ…」


それを見たシャアラは言葉を紡ぐ。
ありがとう…とルナはいつもの笑みを浮かべた。



「しかしこうも暇だと逆にやんなっちゃうよ!」


ハワードの溜め息と共に出された言葉。


「…あ、私いい事思いついた!」


シャアラはピーンと至極満面の優しい乙女の笑みを浮かべる。



「え、何だよ?何か面白い事思い付いたのか??」

「えぇ!まずハワード、あの木に背中を付けて立って!」

「ぅえ?歩くのかよ、面倒臭い…」

あ〜ぁ…と言いながらもようやくこの暇を持て余せるのだという喜びが先を押し、ハワードはシャアラに言われたとおり木に背を付けて立った。
と、同時にシャアラが何処から見付けて来たのか不明な縄を手に持ちそれでハワードと木を完全に縛り付ける。


「Mr.ハワード・サンドバッグ完☆成☆日頃の食料探しのストレスをこれで発散させましょうww」

「狽」おいいいいいぃぃぃいい!!!!!!」

ハワードは思いっっっ切り叫んだ。そりゃそうだ。縄が登場した時点で嫌な予感はしていたが見事的中した上『Mr.ハワード・サンドバッグ』というまるで「これが僕の本名ですv」といわんばかりの名前まで付けられれば叫びたくもなる。


「何で僕がサンドバッグなんだよ!?そんなもんその辺の岩を木の棒で叩いてりゃ十分…」

「ルナの素晴らしい案否定しやがってコノヤローww」

「狽ョはぁ!!!!」

シャアラはそのまんまの可愛らしい天使のような男を一発で仕留められるであろう満面の笑顔でハワードに情け無用の全力投石を喰らわせた。

これが痛い…女の子が投げたとは思えないぐらい速い球で痛い…シャアラのような大人しい女子が投げるドジっ娘モーションで投げた割にはプロ野球選手が投げたかの如く破壊力で痛いを通り越して寧ろ恐い。


「このようにw撲滅・投石・リンチなどなんでもOKなサンドバッグよww」

「ゴフッゲフッちょ、ちょっと待て!!僕死ぬ!!死ぬから!!」


「一人死んだら今ある食料一人分増えるね…」



……………



「狽ラえええええぇぇるぅぅうううう!!!???;;;」

「それは良い案だな」

「シャアラ、水責めは許容範囲か??」

「お前等ノリノリかよ!!??」


シャアラに負けず劣らず素晴らしい笑みで恐ろしいことを呟いたベル。

それを聞いたカオルとメノリはノリノリもノリノリで石とシャトルの破片のボオル状になっている桶を手に持つ。


「安心しいやハワード」

「安心出来ないんだけど!!」

「もしほんまに死んだらこの岸の反対側の海ん中に石三個積んだだけの立派な墓建てたるから。波に流されて崩れたら堪忍な?墓参りは二年に一回行くか行かんかぐらいの確率で行ったるって。チラッと見るだけの墓参りになるやろけど」

「その辺の枝立てただけの墓の方がまだマシに思えるのか僕の気のせいか!!!!?」


完全にわざととしか思えないチャコのフォローではないフォローに涙ぐみながらもキチンとつっこむハワードはつっこまなきゃ負けそうな気がしたのだろう。
ボケが強力過ぎるとつっこむ方が泣きそうになると昔誰かが言ってた記憶があるが、今まさにそれ状態だ。

そんなハワードを救ったのは――




「皆!そんな言い方良くないよ!」

「そうだよ!ハワードが可哀相だよ!」


ルナとシンゴの常識コンビの言葉だった。




「「「「!!!!」」」」

「(る、ルナ…!!自分の意見をあんなに『暇』だなんてふざけた言葉で蔑ませて来たハワードに対してそんな優しい言葉を…!! byシャアラ)」

「(ルナ…こんな奴にも優しく接するなんて…。全くお前は… byカオル)」

「(あ〜ぁ、もうちょっとでボンボン殴れたのになぁ〜… byベル)」

「(ハンバーグが食べたい byメノリ)」


「分かったわルナ、私がどうかしてたわ」

「俺もだ」

「分かってくれたら良いのよ!ベルもメノリも、ハワードいじめちゃ駄目だよ?」

「うん」

「仕方ないな…」




どこからつっこめば????


ハワードはその思いだけを馳せていた。
そんな彼の肩にポン…と乗せられる小さな手。



「ハワード…」

「??」

「長生きのコツは『つっこんだら負け』…だよ」

「…………そうだね」


シンゴの一言に涙ぐんでいた雫が静かに零れたのだった。

こうしてサヴァイヴメンバーの休みのはずなのにやたら疲れた(約一名だけだが)一日は更けていった。



end.
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ブログにも載せた初サヴァイヴ小説。
ブログに載せるよりもかなり前に書いた奴なのでキャラ掴めてないし、家まだシャトルだしのツッコミどころ満載ですが、此処まで読んで下さりありがとうございます!!!

というか私はサヴァイヴファンに喧嘩を売ってるのだろうか…??;;;;(ガタガタ)

たぶんギャグ小説はこれからもこんな感じで行くと思います。というかサヴァイヴギャグはもはやコレにしかならない(←)


小説はイラストより更新出来ないと思いますが、ちまちま頑張っていこうと思います!^^



20091213



あきゅろす。
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