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しまうまひつじ

ひつじはシマウマを

見つけると

すぐに言いました


『背中が痛いよ』


どうにかして

助けてほしかったのです

するとシマウマは

さほど考えもしないで


『背中の矢を
 ぬいたら良いんだよ』


と言いました

まったく

心配する様子もありません

ひつじは悲しくなって

泣きました


『ぬこうとすると
 もっと痛いから』


だから自分では

もうどうする事も

できなくて

シマウマに

助けてほしかったのです



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