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私立聖柳学園
5


亜唯とはお互い名前で呼ぶようにして

こうして俺はここでの初めての友達ができました………

「って、俺を忘れないで!!!!」

先ほど亜唯に抱きついたとてもおいし((
えと、とても素敵なイケメンさんが焦ったように声をだした


「忘れてませんよ………はい」

ごめんなさい、正直一瞬忘れてました


「いや絶対忘れてたよね………まあいいけど」

いいんかい!!!!

ケロッと笑いながらそういう彼につられてこちらも笑いそうになるのを耐える

「あ、俺は氷室瀬ってゆーから……よろしくね」

………うん、それはわかった
ところで瀬さんや、先ほどから気になっていたのだが………………


「亜唯と氷室さんってどんな関係なわけ?」

今現在氷室さんに抱き止められている亜唯に大変悶えつつ平常を装って疑問をぶつける

「ああ、それはもちろん恋び……」

「ちゃうわ!!」


氷室さんの言葉に被せて全否定する亜唯


チッ

「颯、勘違いせんといてや?瀬とはただの先輩後輩やねんから」

真顔で両肩に手を置かれ言われました

「いやあ、亜唯ちゃんは照れ屋だね………ゴフッ!!」
突然ゴッ!!!
と、なにやら鈍い音が聞こえた

ニコニコと亜唯の肩に手をまわしていた氷室さんが頭を押さえて悶えている

「なに見苦しいことをしているんですか………殴りますよ」

呆れを含んだ物言い……………てかもう殴ってるよね!?なんかすごく痛そうな音したからね!!?

「―――っもう殴ってんじゃねーか、澪!!!!!」

俺は唖然とした………
いや、氷室さんはどうでもいいんだけど
この澪という人………氷室さんと瓜二つな顔をしている

「それはすいませんつい、馬鹿を見ると殴りたくなってしまって」

ふわり、と花も恥じらうような綺麗な微笑みを浮かべた


その微笑みを間近で見てしまい頬に朱がさすのはしょうがないだろう


「おや、もしかして君は編入生の城宮颯くんですか?」

声をかけられて少し吃驚しつつこくりと頷いた

すると彼は無言で氷室さんを


殴った


ってまた!?

氷室さんはこれまた痛そうに頭を抱えてうずくまってるし……ってちょっと涙目だし、どんだけ強く殴ったんですか!!!!

あと亜唯は亜唯であからさまにほっとした顔しない!!なんか俺だけこの展開についていけてないんですけど!!!


なんか俺まで少し涙目になってきた気がする…………

そんな俺に気づいたのか澪?さんが俺を見て少し困ったように笑った

「申し訳ありません、あの馬鹿のせいで自己紹介も遅れてしまいましたね

僕は氷室澪、認めたくはないですが、一応あの馬鹿の双子の弟です
君が編入試験をほぼ満点で合格したのは有名ですよ」

なんか色々毒を吐いていた気がしなくもないが

とりあえず俺は………

双子ktkr!!!!!!!!!!
と悶えています





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あきゅろす。
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