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私立聖柳学園
2



王道あざーーーーっす!!!!!!

あ〜俺生きててよかった!!!!!!!!!


満面の笑みで王道君を抱き締めてる俺です

やっばい!!テンションめちゃくちゃあがるっっ!!!


「あ、あわわわ」

王道君が真っ赤な顔で挙動不審に陥っているのを見て

あ…やべ、しめすぎたか

そう思って腕を離す

興奮で我を忘れてしまったようだ
気を付けなきゃな……


「なんか1人で納得してるとこ悪いんだけど颯君
この子ちょっと職員室まで連れていってくれない?」

何か物凄く楽しそうな笑顔でそう言う瀬先輩


「え?なんで?瀬先輩が連れていけばいいじゃん」

まあ俺としては大歓迎だけど!!!!!
普通に疑問だよね


「亜唯ちゃんが嫉妬しちゃってるみたいだからね〜」

緩みきった笑顔で亜唯を抱き締めている

「っ!!!!離せや!!この変態野郎!!!!!」

暴れるが力では敵わない為腕から逃れられずに真っ赤な顔で瀬先輩を睨み付ける亜唯

なーるほど、さっきのアレか〜

ニヤニヤする顔を隠しもせずに亜唯にそう言う俺きめえ


「きっ、キスとか破廉恥やろ!!!!!あんなとこで!!!」







…………え、そこ?


亜唯のあまりの純情っぷりにその場にいた全員が唖然とした


「えっと………亜唯ちゃんは俺がそういうことをしていたということはどう思った?」

そう問えば


「ん?いや特には……」


おおう、瀬先輩撃沈
膝をついているぜ………………っ




まあどちらにせよあんな状態では案内もできないだろうな

というわけで王道君もとい悠斗を職員室に案内中な俺


「あ、じゃあやっぱり悠斗もあの門登ってきたんだ」

「も、って……もしかして颯も?」

「まあね〜1年時に編入してきたときにどっから入ればいいかわからずに」

「だよね……なんかもう大きすぎて意味わかんなくなっちゃって………」

「そうそう、こんなでかいと目回っちゃうよね」

「最終的に壊したくなるからね」

「あ、それすげーわかる」


なんて本人達にとってはありふれた、さも自然であろう世間話だが内容が内容なだけにすれ違う人々は顔をひきつらせていた





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あきゅろす。
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