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ネタ
↑とりあえずプロローグ的な


姉ちゃん、姉ちゃん。
いくら呼んでも姉ちゃんは俺の名前を呼んでくれない。
世界で一番大好きな俺の姉ちゃん。




なんでしんじゃったの?








「………(ギリッ)」
許せなかった。
姉ちゃんが愛人になってまで俺のために稼ごうとしていた事に気付かなかった自分に。


俺達姉弟に親切にしてくれたおっちゃんやおばちゃんをあんな姿にして、何もしてない**にでっちあげられた罪を着せて勝手にまくし立てて悲劇のヒロインぶってるあの女が。


※※財閥の跡継ぎ?
それがどうした。
単純なガキ同士の問題に馬鹿みたいに親の力使いやがって。
てめぇのせいで何人死んだと思ってる。
姉ちゃんは死んだのにへらへら笑いやがって…。



「…なあ、あんた最近徐々に力付けて来た〇〇の王子なんだって?」

「そうだが…」

「あんたの権力俺に貸してくれよ。向こうがそれなりに権力持ってんなら、こっちもそれ以上の権力で叩きのめしてやらねぇと」


それは、全てを魅了する悪魔の笑み。


「…わかった。義理の弟の頼みだ。俺自身も復讐したいからな。協力させてもらう」

「ちょ、誰が義理の弟じゃ!こいつは俺の義弟じゃ!」

パシーンッ!部屋中に響く頭をハリセンでシバかれたような音。
「俺はリクの義弟でも仁王の義弟でもねぇ。馬鹿な事ぬかすんじゃねぇよ。で、仁王。てめぇはどうする?」

「…俺も手伝う。あの人を殺した奴、一生許せんしのぅ」
仁王にとって、彼女以上に誰かを愛する事は考えられなかった。
だからこそ……憎い。



「わかった。じゃあ早速作戦会議だ」




姉ちゃん、姉ちゃん。
大好きな姉ちゃん。
ちょっとやる事があるから待っててね。
今、あの女に復讐して来るから。




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あきゅろす。
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