ACT.6｢これってデート？｣
前回のあらすじ
無事青学へのおつかいをすませた真奈。
仁王からの二度目のほっぺにﾁｭｳ。
仁王から頼み事をされ…？
―翌日
｢んー、ちょっと早かったかな…？｣
真奈が待ち合わせ場所に着いたのは10時45分。
休日とあって人通りが多い。
？｢あれ、真奈ちゃん？｣
｢ん？｣
声の方を見ると、千石と亜久津。
千｢あ、やっぱり真奈ちゃんだ！｣
｢あー、久しぶりキヨ｣
千｢いやー、真奈ちゃんの私服姿を見られるなんて。オレってラッキー！｣
｢いや、ラッキー言うほどのもんとちゃうし｣
亜｢おい、千石｣
千｢何だい、あっくん？｣
亜｢誰だ、そいつ｣
千｢あぁ、紹介するよ。香川真奈ちゃんだよ。(ｺｿｯ)ほら、この前言ったでしょ？小説家の立花刹那だよ｣
亜｢こいつが？｣
｢…何が？ていうかそこの目付き悪い人誰？｣
千｢あぁ、オレと同じ学校の亜久津仁って言うんだ｣
｢ふーん。よろしく、亜久津君｣
亜｢…お前、本当に小説家の立花刹那か？(全然見えねぇ)｣
｢え〜と、誰から聞いた？｣
見るからに怒りをあらわにする真奈。
亜｢そこにいる千石だ｣
そんな真奈を面白いやつだと思う亜久津。
｢キヨ？｣
千｢な、何かな？真奈ちゃんιι｣
｢言うたよな？周りにポンポンしゃべったらいかんって｣
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