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ファン「フン…。強がっていられるのも今の内よ」
ファン「これでもそんな態度でいられるかしら?」
その言葉に出て来たのはガラの悪い不良。
ワル「ずいぶん待ったぜ…」
ワル「こいつをやりゃあいいんだな?」
ファン「そうよ」
「…さっさと諦めとったら良かったのんな」
ワル「あぁ?どういう意味だ?」
「うちが何の用意もせんと来る思っとん?アホやなぁ。出て来てえぇよ」
ワル「何?」


ガサッ


「ばっちり撮れた?」
日「えぇ、最初から」
日吉がビデオカメラを回していた。
ファン「ひ、日吉君…」
宍「まだまだいるぜ?」
ファン「宍戸君も…」
忍「オレらもおるで?」
向「クソクソ、お前ら最低だな!」
鳳「大人数で一人をだなんて…」
ファン「卑怯よ!テニス部レギュラーを呼ぶなんて」
「卑怯ちゃうし。あんたらの方が卑怯やん。だいたい、こんなんしたってあんたらがこいつらと付き合えるとは思えんし。今の自分の顔見てん?めっちゃケバいし、化け物みたいやで?」
ファン「なっ!」
跡「真奈の言う通りだな」
ファン「あ…跡部様」跡「てめぇら、これは一体どういう事だ?」
ファン「こ、これはその…」
跡「言え」
ファン「だ、だって、今まで一人もマネージャーを取らなかったのに!何でそんな普通の子がテニス部の人と仲良く話せるの!?」
跡「真奈はマネージャーをした経験がある。オレ様もその時の仕事振りを知っているからだ。それに、真奈はてめぇらと違って騒がない」
忍「そうそう。普通のダチ扱いしてくれとんねん」
跡「いいか、今回のような事がまたあったらオレ様はお前らを許さねぇ」
射るような冷めた眼差しをする跡部。



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