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そして放課後。
ファン「ちゃんと来たのね」
ファン「私達が何を言いたいのか…。わかってるわよね?」
「テニス部のマネージャーやめぇ言うんやろ?」
ファン「なら話が早いわ。辞めてくれるわよね?」
「何で?」
ファン「何でって…。あなたみたいな何の取り柄も無い子、テニス部のレギュラーに相応しく無いからよ!」
「うちはな、自分が顔えぇ方ちゃうって分かっとるし勉強とか運動神経とかも良く無いって自覚しとる。でも、あんたらみたいに迷惑かけてない」
ファン「私達が迷惑ですって…?」
「わかってなかった?試合とかの時にデカイ声援するのは別にえぇと思う。やっぱり元気付けられるやろうな。でもさ、練習しよる時に馬鹿みたいにギャーギャーするんってただうるさいだけやん。アホちゃう?」
ファン「なっ!?」
ファン「何ですって!!」
「あんたらはただ騒んぎょったら満足するやろうけどな、相手が自分達と同じ中学生って忘れんなや。TVにでよる芸能人とは違う。あんたら、勘違いしとるわ。別にレギュラーが誰と居ったってえぇやん。あんたらにや関係ないやん。そういうの」
ファン「か、勘違いですって!?」
ファン「何であなたにそんな事言われなきゃいけないのよ!!」
「いや、当たり前の事言いよるだけやん。そうやって何人も集まって…。ご苦労やな」
ファン「…どうやら、痛い目に合わないとわからないみたいね」
「暴力するんやったら、それ相応の覚悟しとけや?そっちの方が人数多いんやけん、うちはどんな手使こてでもやり返すよ?」


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あきゅろす。
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