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真奈が意識を取り戻してしばらく。
跡部と仁王が帰って来た。
「あれ…珍しいな。二人が一緒なんやか」
跡「そうか?」
「うん…。まぁ、仲えぇんやったら別にそれはそれで…」
仁「真奈、心配せんでもよか。俺らは戻れるまでどれだけ時間が掛かるか分からんからの。仲良うした方がえぇじゃろ?」
「うん」
二人がどんな話し合いをしたのかは分からないが、同じ世界の者同士仲が良い方が良い。
真奈は特に追求しない事にした。
二人が“何か”を考えているとも知らず。








それから数日後。
仁「で、これが今真奈に不満を持っとる連中のリストじゃ」
跡「……成る程。思ったよりも少ねぇな」
跡部は仁王に調査を頼んでいた。
仁「その分、俺等を狙うやつが少ないっちゅう事じゃ。で、こっちがそいつらの息のかかった兵士のリスト」
跡「ま、こっちはこんなもんだな。あいつらは真奈の強さを分かってる。文官連中と違ってな」
仁「やからこそ、真奈には逆らえん…と」
自分達以上に感じているだろう。
真奈がどれほど強いのかを。




そろそろ反感を持つ文官が何かを仕掛けて来そうではあるのだが、いっこうに動きを見せない。
だからと言って、ここで気を緩めてはいけないので注意だけは怠らない。
そして……



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