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「ん……」
意識が目覚めた時、真奈は自室にいた。
辺りはまだ明るく、それほど時間は経っていないようだ。



「………」
じっと自分の身体を見ると、目に見える範囲では呂布の痕跡など無かった。
これでもう、呂布に抱かれる事は無い。
喜んで良いはずなのだが…真奈は何故か素直に喜べなかった。
そもそも、こうもあっさり(?)と呂布と別れられるとは思っていなかった。
別れを切り出す事すら実際は恐ろしかった真奈は、今自分の中に渦巻く感情が何なのかわからなかった。









真奈と呂布が交わっているのを見てしまった。
一緒に寝て気付いたが、真奈は自分が出会った女の中で一番そそられる身体をしていた。
合宿所で見た時よりも白くなってきめ細かい肌。
ほどよく引き締まった腰に適度な大きさの胸。
どれもこれも自分を魅了してならないものが、自分ではない男によって喘いでいる…。


もう、我慢は出来なかった。
これから真奈にしようとする事は最低で、自分“達”にも真奈にも良い事ではない。それでも、欲しかったのだ。



仁「のう、跡部。ちょっと話があるんじゃが…」




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あきゅろす。
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