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「別にカレーとかシチューの時食べよるけんえぇやん……」
跡「そういう訳にはいかねぇだろ?」
「だって…、味嫌いやのん…」
忍「何や…“ニンジン嫌い”て。可愛らしいなぁ」
跡「ニンジンだけならな…」
宍「何だ、お前他にも嫌いなものあるのか?」
「あるで?結構たくさん。まぁ、中には食べれはするけど食べようとは思わんのもあるよ」
日「…ずいぶん子どもっぽいですね」
「うん、まぁ否定はせんよ?やけど、そうはっきり言われるとムカつくわ」
跡「真奈」
「な、何?」
跡「食え」
ニンジンを食べさそうとする跡部。
真奈はごねても仕方ないと感じた。
「―分かった」
パクッ、モグモグ…
ゴクッ
いわゆる“アーン”で食べた真奈。
「うー、マズ…」
凄く眉間にシワがよっている。
跡「がんばったな、真奈」
ナデナデ…
「うわっ、めっちゃ子ども扱いしよるし…」




向「なーんかすっげー仲良いな」
宍「あれで付き合ってねぇのが不思議だな」
樺「みなさん、そろそろ…時間です」
芥「あ、本当だ!後五分しかないC〜」
忍「ほな、そろそろ戻ろか」
跡「そうだな、行くぞ」
向「じゃあまた放課後な、香川」
「うん、またな」
跡「真奈、今日からよろしく頼む」
「ハイハイ。任せといて、景ちゃん」


どっかの物影…
ファン「何?あの子。レギュラーと一緒にいるなんて」
「しかもあんなに仲良さそうに…」
「身の程を知らせてやりましょう」
「そうね。何人か集めておくわ」
「決行は明日よ」

不穏な空気…。



ACT.2 オワリ

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