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陸孫「真奈殿、これで冷やしてください」
いつの間にか陸孫が水に濡らした布を持って来ていた。
「あ、ありがとう」
結わえた髪を解き、ズキズキ痛む場所を冷やす。
(せっかくしてもらったのんなぁ……)
そんな事を考えていると…
甘寧「お前…髪綺麗だな」
そう言って甘寧は真奈の髪に触れた。
「そうかなぁ…。全然そんな事ないと思うけど?」
甘寧が触れている方とは逆の髪を触りながら首を傾げる。
甘寧(やべぇ……。こいつマジで気に入った/////)
もはや完全に真奈に堕ちた甘寧。
それに気付いたのか、跡部と仁王は少し不機嫌になった。
「景ちゃんと仁王はどう思う?」
触ってみろ、という感じで髪をヒラヒラさせる。
跡「アーン?どれ……」
仁「ちょっと触らせてもらおうかの」
「うん。えぇよ」
三人の男が一人の少女の髪を触っているという異様な光景。
その時、再び外が騒がしくなった。
誰かが走ってくる音がする。
バンッ!
けたたましく扉の開く音がした。
犯人は小橋。
小橋「周瑜様!!」
突然やって来た小橋に、皆驚いていた。
周瑜「どうしたのだ、小橋?そのように慌てて……」
小橋「孫堅様が‘せくはら’して殴られたって本当!?」
「「「「「「何!?」」」」」」


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あきゅろす。
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