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「もう、人が頭痛くてしゃあないのん喧嘩しようとせんといて。周瑜さん、これタンコブ出来るかなぁ?」
当たり前の事を涙目になりながら真奈が言うのでとりあえず皆黙った。
(実際は不機嫌そうに言う真奈がちょっぴり怖かった)
周瑜「どれ…。いや、たぶんそこまで酷くはならないだろう。だが、一応冷やしておくと良い。そして甘寧、早く真奈殿に謝れ」
それでも周瑜は冷静に真奈の頭を診察した。
甘寧「悪りぃ。痛かったよな?」
甘寧はバツが悪そうに真奈の頭を撫でた。
「うん。まだズキズキするし。でも、怒るほどの事でも無いけん許す…」
後頭部を摩りながら真奈は甘寧の謝罪を受け入れた。
「それより、‘ここ’拭っとった方がえぇよ?」
そう言って、真奈は口を指差した。
見ると、甘寧の唇の端に宴用に化粧を施された真奈の口紅がついている。
甘寧「ん、あぁ悪かったな」
「べ、別に気にしてないけんそっちも気にせんでえぇって」
とは言いつつ、真奈は内心ドキドキしていた。
ただでさえ呂布とのキスもまだドキドキしているのに、ヤンキーっぽいとはいえ顔の整っている甘寧とのキス……。
はっきり言って恥ずかしい。
少し顔を赤らめながら言う真奈がツボに入ったのか、甘寧・跡部・仁王の三人は
(((やべぇ、カワイイ/////)))
と思った。
※ここに、おバカ三人衆が結成された!


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あきゅろす。
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