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陸孫「これは失礼しました。私は陸伯言と言います。お見知りおきを…」
「どうも…。香川真奈です」
にっこりと人懐こい笑みを浮かべながら見てくる陸孫に真奈はたじろぐしかなかった。
そんな真奈の様子を見て、跡部は真奈を自分の方へ抱き寄せ、仁王は陸孫に
仁「陸孫、真奈がたじろいどる。その辺にしときんしゃい」
と言った。
その光景を見て、周瑜は見事な連携だと思ったらしい……
陸孫「すいません。雅治殿から聞いてずっとお会いしたいと思っていましたから…。あなたのようにかわいらしい方とお会い出来て光栄です」
「あー、お世辞をどうも……」
陸孫「お世辞ではありません!本心から出た言葉です!」
恥ずかしい言葉を真剣な顔で陸孫が言うので、真奈は思わず顔を赤らめた。
そんな光景がおもしろくないのがこの二人。
跡(こいつ……潰す)
仁(陸孫……やるのぅ)





陸孫「そういえば……。殿の妻になるというのは真奈殿なんですね?」
「いや、ならんって!あれは絶対からかいよるだけやけん!」
陸孫「そうなんですか…。まぁ良いでしょう。そういえば、こちらに甘寧殿が向かっていましたよ周瑜殿。私が追い抜きましたが」
周瑜「そうか。(甘寧がどういう状態でこちらに向かっていたかはわからんが、陸孫に追い抜かれたという事でまたくだらん競争心が芽生えているのではないか…?)」


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