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周瑜の部屋に入って来たのは宴用に着替えさせられ、化粧も少しした真奈だった。
跡部と仁王も着替えさせられている。
「はじめまして。香川真奈です」
周瑜「大都督をしている周公瑾だ。ようこそ、我らが孫呉へ」
「今回は何か…いろいろお騒がせしてすいません」
周瑜「いや、気にしなくて良い」








どんな人物か……
目の前に現れたのは化粧をしていても、冷めたような強い瞳が印象的な少女。
大人びている…と言うべきなのだろうか?
しかし、雅治から聞いた通りなら、いったいどういう気持ちで生きてきたのだろうか。
親・兄弟・友人全てと突然別れ、たった一人で別世界へ……
だが、ここで哀れんではいけない気がする。
彼女に対して失礼な事だと思った。










と、部屋の外が騒がしくなった。
誰かが走って来ているようだ。
バンッ
勢い良く誰かが部屋に入って来る。
仁「げっ」
あからさまに仁王はその人物に対して嫌な顔をした。
周瑜「どうした?陸孫」
その人物は陸孫。
陸孫「殿が妻を迎えると言っているのですが…!来客中でしたか。すいません!!」
周瑜「かまわん。こちらにおられる方が雅治の言っていた人物だ」
陸孫「えっ!?そうなんですか?ではあなたが香川真奈殿!?」
「はぁ……そうです。(噂って広まるの早いなぁ〜)」


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