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一方、こちらは周瑜に呼ばれ部屋までやって来た孫策。
孫策「どうした?周瑜」
周瑜「“香川真奈”という人物について君の意見を聞きたいのだが?」
孫策「おお、真奈についてか。良いぜ!」
周瑜「会ったのか?」
孫策「あぁ。しっかし雅治怖えぇな。盗み聞きしたのバレちまった時のあの顔、はじめて見たぜ!」
周瑜「(ほぅ……それほど大切か)それは盗み聞きをしていた君が悪い。で、どういう人物だったのだ?」
孫策「そうだなぁ…あんまり表情が崩れねぇ面白い奴だな」
周瑜「もう少し具体的に言ってくれないか?」
孫策「だってよぅ……そんなに話してねぇもん。お前が呼ぶから」
周瑜「そうか…。(ボソッ)何にせよ、我ら孫呉に害を与えるようなら今のうちに潰す必要があるな」
そんな周瑜の独り言が聞こえたのか、孫策はあっけらかんとした感じで
孫策「それ、無理かもしんねぇぞ?」
周瑜「何故だ?」
孫策「あいつはたぶん黙ってやられるような奴じゃねぇ。こっちが攻撃しなけりゃ良いだけの話だ」
話している最中に孫策が感じた事。
周瑜「だと良いが……」
その時、部屋の外が騒がしくなった。
そして……
バンッ
尚香「兄様、周瑜!!」
孫策「どうした尚香。そんなに慌てて」
周瑜「少し落ち着いて…」
尚香「落ち着いてられないわよ!父様がねぇ、真奈に“妻にならないか?”って言ってたの!!」
孫策「おお、やるじゃねぇか親父」
周瑜「何と!?」


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あきゅろす。
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