[携帯モード] [URL送信]
11


しばらく滞在する事になった真奈一行。
その夜、宴を開く事になった。
ただいまその準備中―――







真奈は跡部と仁王の三人で待っていた。
特に会話は無い。
が、ここで真奈が口を開いた。
「仁王って……うちらんとこに来てくれる?」
どうやら仁王はこの呉で馴染んでいるらしい。
本当なら、自分や跡部と一緒にいて欲しいのだが……。
真奈の質問に、仁王は何だといった感じで
仁「何じゃ、当たり前じゃ。オレはずっとお前さんの側におる」
跡(イライライラ……)
「良かった…。元の世界に帰るんやったら三人一緒におった方がえぇもんな。うちはうちんとこが住みやすいし……離れたくなかったんよ」
跡・仁(…………)
仁「そうじゃったな…。真奈はそういう奴じゃったな(まだまだ先は長そうじゃのぅ)」
「(仁王も……うちの事知っとる部類やしな)それにしても孫堅さん、何であんな事言うて来たんやろか?いきなりその……交わるとか妻とか……」
ピクッ
跡「交わるだと?」
仁「本当にそんな事言いよったんか?」
「?うん。全く…からかうんやったらもっと別のでして欲しいよな」
跡「そうか……」
仁「よぅわかった」




真奈がやれやれといった感じでため息をついていると、跡部と仁王は肩を組んでひっそりと話しだした。
跡「(ヒソッ)仁王、ここは共同戦線だ」
仁「(ヒソッ)そうじゃな…。あぁ、後陸孫と周瑜も気を付けた方がえぇ。特に周瑜。もしかしたら真奈に何ぞするかもしれん」
跡「わかった」


.

[*前へ][次へ#]

11/82ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!