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真奈が子供扱いに対して微妙に思っていると、外から誰かがやって来た。
孫権「兄上、尚香!こんな所で何を……」
見ると、孫権が立っていた。
走ってきたらしく、少し息がきれている。
孫策「おぉ、権!お前も来てみろよ。こいつが雅治の言ってた真奈だ!」
孫権「この方が?」
「……どうも。(仁王、どんな感じで言うとるんやろか)」
何故か丁寧な言葉を使う孫権に、自分の呉での人物像が気になった。
孫権「突然申し訳ない。私は孫仲謀と言います」
「ご丁寧にどうも。香川真奈です」
まるでサラリーマンのような挨拶を交わす二人。







尚香「で、権兄様どうかしたの?」
孫権「!そうだったな。兄上、周瑜が呼んでおります」
孫策「おぅ、わかった。じゃあ行って来る。またな!!」
どたばたと騒がしく孫策は去って行った。
孫権「すいません、騒がしくて……」
「あ、別に敬語やなくてえぇですよ?」
孫権「しかし……」
尚香「もぅ…。本人が良いって言ってるんだから良いじゃない!」
仁「そうじゃよ?」
跡「逆に真奈の方が気を使っちまうだろうが。真奈が良いって言ってんだから使うな」←偉そう
孫権「うむ…わかった。これで良いだろう?」
「うん」
尚香「でも、なんで敬語だったの?」
孫権「雅治から聞いたのだが、香川殿は本来ならば私よりも年上のお方。敬語になるのは当然だろう?」
「まぁ、普通に生活しとったら仁王とか景ちゃんぐらいの子供おるような歳やったしな。相手がおったら」


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