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3


二人は宿屋の外、赤兎馬を繋いだ所へとやって来た。
呂布「行くぞ」
「うん」
ヒョイッ
真奈が足を使わなくてもいいように赤兎馬に乗せ、呂布自身はそれを引いて歩く。
上から街を眺めていると、活気に満ちていて何だか穏やかになる。
しばらく行くと、目的の店に着いた。
呂布「すぐ戻って来る。ここで待っていろ」
そう言うと呂布はさっと店の中へと入っていった。
その時は気付かなかった。
遠くから二人を見る影があった事に。






呂布が店から戻って来た後、二人は次の目的地へと向かった。
その途中、出来事は起こった。
呂布の首を狙うごろつきが徒党を組み、襲いかかって来たのだ。
「かかれ!」
「これだけの人数いりゃあ大丈夫だ!仕留めろ!!」
ザシュッ!
バシュッ!!
50人近くのごろつきが呂布の方天画戟の餌食になっていく。
「くそっ!これだけいても駄目なのか!?」
呂布「フンッ。虫ケラの分際でオレに刃向かうからだ!」
辺りに死体の山が出来上がっていく。
ごろつきの一人が遠くでその光景を見ていた真奈の存在に気付いた。
(あいつを人質に…)
そして、真奈に気付かれないように近付いていく。
「こっちへ来い、小娘!!」
「!?」
急に現れたごろつきに一瞬真奈は驚いたが、すぐその場から逃げる。
ダッ!
「Σま、待ちやがれ!!」
ごろつきも慌てて後を追う。


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あきゅろす。
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