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2


服を直して部屋に戻る。
呂布はまだ寝ているらしく、横になっていた。
そっと近寄ってみると
ぐいっと寝台に引き込まれる。
「わっ」
ギュッと抱き締め、顎を持ち上げて口付ける。
「っん…」
唇を舌で抉じ開け、真奈の舌を絡め取る。
チュク、チュク、チュパ…
「っふぅ、っん、…」
こうして朝キスをされる事にも慣れてしまった。
どんどん自分が変わっていくような…。
そんな考えが浮かんだ気がした。





「もうすぐ出発するん?」
呂布「いや、ここで少しモノを調達しておく。お前に塗る薬も必要だからな」
結局、この世界へ来た時何も履いてなかった真奈の足は小石や落ちていた枝で切り傷をつくり、酷い状態になっていた。
そのため、初めて行為を終えた後、気絶している真奈の足を見た呂布が村人に命じて治療をさせていたのだ。
ここ二週間でだいぶ治ってきたが、この世界では何故か傷の治りが遅く、まだ日数がかかりそうだった。
呂布「さぁ、足を見せろ。薬を塗るぞ」
「うん」
20センチほどの小さい足に薬草を磨り潰したものを塗り、幾重にも布を巻き付ける。
そして、足に負担をかけないように柔らかい靴をそっと履かせる。
「後どれくらいで治りそう?」
一連の作業を眺めていた真奈が訊ねる。
呂布「四、五日…くらいだ。もうここを出るぞ」


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