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FATE[番外編]:二人の大将【完】
†B二人の触れ合い5頁†
 「起きたのか?」ワーヤス大将は驚いた顔をした。
 
 一方、フォアナックスは何も言わずに、相手を後ろから抱き締める。



 「おい!!!何をする!!?」ワーヤス大将が怒鳴り、振り払った。だが、大量に飲んだ酒とさっき力を使ったせいで、身体にはなかなか力が入らない。


 「探す必要はない。あなたがなってくれれば良い」と土帝国の大将が耳元で囁き、両手は青い征服の中のへ這わせ、水帝国の大将の股間の部分を弄り始める。


 「どこに触っている!?やめろ!!!俺は女じゃない!!目を覚ませ!」突然大切なところを触られ、ワーヤス大将は相手が泥酔したから、自分が女性だと誤解したと思った。



 けれど、次のフォアナックスの発言により、土帝国の大将は意識があると分かった。

 「あなたが私と同じ男であるぐらい知っているよ、ワーヤス大将」


 答えは耳元での囁き。土帝国の大将からは酒の匂いがするが、それほどでも無い。


股間の部分を弄っている手は上手に動いている為、快感がますます湧き上がり、ワーヤス大将の息が乱れる。



 「最初に家族がいるから、手を引こうと思ったが、誰もいなければ遠慮する必要も無い」フォアナックスは告げ、耳に舌を入れた。
 


 「は・・・ふ・・・よくも・・・騙しやがって・・・お前の・・目的は何だ!!?」自分の快感を耐えているワーヤス大将は息を切らしながら、言った。



 「こんな状態で説明する必要はあるか?」言いながら、フォアナックスは相手の首筋を舐めた。



 「あぁ・・・ふ・・・」漏らしたワーヤス大将の甘い喘ぎ。全身が震える。


 「良い声。ここがあなたの敏感なところだね。そこもだんだん硬くなってきた」フォアナックス大将は、その部分を扱き、隣にある二つの玉も揉む。


 
 刺激された身体の快感はますます上に登り、先走りのせいで厭らしい音は、手が動くたびに響く。これ以上されたら逃げられないと思い、ワーヤス大将はある作戦を思い出した。


 「やるならベッドでやれ」とワーヤスが告げた。


 
 想像していなかった発言を聞き、土帝国の大将は相手が自分を認めたと思い込み、手の動きを止めた。


 その時に、ワーヤス大将は、フォアナックス大将を肘で吹き飛ばし、床に叩き付ける。水帝国の大将は床で倒れている相手に怒鳴る。


 「水帝国の大将を舐めんな!!王のことで慰められたいなら、他の者にしろ!」


 ワーヤス大将は最初から相手がバーナッド土王のことで落ち込んでいると分かっている。それに、恩返しとして良い機会だから、相手の飲む相手になったわけである。


 フォアナックスは唇から流れてきた血を拭き、起き上がろうとする。



 ワーヤス大将は相手が立てる前に、早く部屋から出ないといけないと思い、扉の方に振り向けた。


 だが、頭の中にめまいが激しく起こり、歩くよりも立てるすらできない。逞しい身体は床に膝を付く。



 その時に、ワーヤスが聞こえたのは、フォアナックスの足音が近付きながら、彼に説明する声。


 「確かにあなたは噂通りお酒が強い。ただ、土帝国の一の酒を舐めてはいけない。初めて飲んだ人は普段一杯だけで酔っぱらってしまうが、あなたはその何倍も飲んだ。

 また、無理だと分かっても、俺をこの部屋まで運んでくれた。更に、さっきの抵抗で今は動けないんだろう」



悔しい・・・


 わざわざ無理に力を遣い、土帝国の大将を部屋まで運んだ自分は愚かだったとワーヤスが改めて思う。


 そのせいで今この有様である。めまいと吐き気が激しすぎて、目の前に何も見えなくなる。

 

 フォアナックスはワーヤスを抱き上げ、ベッドへ運び、言う。


 「あなたの望み通り、ベッドでやろう」


==1月18日更新==


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あきゅろす。
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