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FATE【BL】
第17話 2頁
「いつアルに言った?」水王はラーカインを問いかけた。

「何?コイツを心配しているのか?」ラーカインの怒りがこみ上げてきた。

「オレは『いつ』と聞いた!聞こえぬか!」水王が怒鳴った。

レイサックは全てわかった。何故今日、アルタイルの様子がおかしくなったか… 彼が一番恐がっていることが正に起こったとは…


水王がラーカインに抱かれたことは一生の秘密にすると決心した。
しかし、アルタイル風王、彼のただ一人の親しい友人がこんな恥のことを知ってしまった。

レイサックにとって、自分の心と誇りが再び炎王に破られた。ラーカインはずっと水王の様子に目をかけていた。

「貴様に答える必要がある?他の人に俺のモノになったことを知られるのは恥ずかしがっている?貴様は事実から逃げらない。そして、今からはあんなことがまた起こるんだよ」

炎王はちょっと皮肉げに口角をつくりあげた。彼は三日月形のような赤い力を土に張り、水王に手錠として掛けた。


「放せ!ラーカイン!キサマを憎んでいる!オレの全てがキサマに滅ばれた!今回オレの誇りもキサマに破られた!」レイサックが暴れた。


「レイサック、貴様の誇りは、前から俺に破られたよ。思い知ると良い!貴様が支配している海洋の中にも、俺には敵わないという」

炎王が言い終えたら、胸の赤くなっている傷跡の肌をゆっくり舐めた。

「これは前回の貴様と俺の「思い出」の傷跡だ」言いながら傷跡をゆるく弄った。

傷跡は心臓の近くにあり、胸を弄られたレイサックの桜色の乳首が反応してしまった。ラーカインはたってきた乳首をいじり回した。


レイサックは掛けられた赤い力の手錠から振り放そうとしたが、その力が非常に鋭く彼の手首を切り、血が切り傷から腕に沿って流れた。


「無駄な努力を諦めろって。俺の力は剣より鋭いよ。貴様が大人しくしないと、手が切り離してしまうぞ」 ラーカインは楽しそうに声を上げた。

「オレは小鳥のようにキサマを怖がって、寝たまま抵抗しない者ではない」

水王は相変わらず怖いもの知らず炎王に向けて反論した。

「いいよ。俺は寝たままものがあまり好きじゃない。レイサック、抵抗してみろ」ラーカインは挑戦を申し出た。


レイサックはその挑戦を受けた、必死に掛けられた両腕以外に身体を動いたが、ラーカインの逞しい身体に、上から押し付けられているため、どうしても逃げられなかった。


若水王が抵抗していると同時に、炎王は水王の股間を触り始めた。

触られた瞬間、レイサックの身体は少し震えた。だが、炎王の目的はソコではない。彼の指を伸び、まだ準備していない裏道に這った。

「痛い!」いきなり裏道を侵入されたレイサックは思わず悲鳴を上げ、抵抗を止めた。

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あきゅろす。
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