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FATE【BL】
第17話†身体の正直†(18禁)
エメラルド色の海底に、在るはずがないシャボン玉のような空気の空間がある。

ラーカイン炎王の力で作られた空気の空間だけには海水がない。

海の砂海底に押し付けられたレイサック水王は、いくら自分の力の起源である海水を呼んでも、空気の空間の中に入れなかった。


「無駄だ、レイサック」ラーカインは相手を見下した笑いを浮かんだ。


水王の両手がラーカインの強い右手に縛られ、身体全体も圧され、逃げ出すことも出来なかった。

同時に、炎王の左手は素早くレイサックの青色の服を脱がせた。

「キサマ何をする!放せ!」レイサックは一生懸命振り払ったが、ラーカインの右手が全然離れない。

「聞かなくても、分かるだろう?牢にいた時からのつ・づ・き・」 ラーカインは最後の言葉を強調した。

「あの日、俺は怒りで止めたが、今日はあんなこと絶対に起こさせないから」ラーカインは強く唇を結び、舌をレイサックの口に侵入し、口内に回った。

炎王はさらに水王の唇を軽く噛み、少し血を流させ、自分で流れた血を舐めた。

血を味わった炎王が満足した顔をする。

「解毒だ。覚えとけ!俺以外に貴様を触らせん!」嫉妬深い炎王はレイサックを脅迫した。


ラーカインは、レイサックの両腕を頭の上で縛らせられ、仰向けになっている。着ていた服はラーカインに脱がせられ、身体全体は丸見えの状態になった。

すべすべで雪のような胸の肌にある部分だけは赤くなっている。それは以前にかけられた熱い鉄棒の傷跡であった。


桜色の乳首が可愛らしく相手を誘っているように見える。

「レイサック、貴様の体はどれほど他人を刺激させるか分かる?
貴様が俺に抱かれたことを知ったアルタイルめーは自分の秘密を守れなかったとはおかしくないだろう。今まで卵のように守っていたものが俺に奪われただからな」 炎王が意地悪く微笑んだ。


若水王はそれを聞き、突然顔が真っ白になった。

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あきゅろす。
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