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FATE【BL】
第3話†風の見方†
三日後に、葬儀は海底で行われた。水帝国の市民はもちろん、風帝国の市民も帝国同盟として誘われた。

アルタイル風王は特別な客として招待された。また、あたり前のことで、ラーカイン炎王とバーナッド土王は招待されていない。

四大元素の帝国はそもそも穏やかで平和な帝国であった。

しかし、数千年前ぐらいに、四人の王がある理由でケンカし、その時から四大元素の帝国は二つの同盟に分かれ、「水帝国と風帝国同盟」と「炎帝国と土帝国同盟」になった。


また、いつもお互いに戦争をし、1300年前ぐらいに、つまり、カリナがまだ幼い時、レイサックとカリナの父上と母上は戦場でなくなった。


そして、今回の戦争で炎の兵は水帝国の国境に近くなり、旧水王が自分の帝国を守るために、軍と一緒に戦いに行った。だが、ラーカイン炎王の剣に刺された。

レイサックの中に復讐の炎が燃えている。


「君は大丈夫か?ロス」優しい声の主はエメラルド色の穏やかな目、金色の髪で、身なりの良い紳士である。

「僕には心配はいらないよ。心配しないで、大丈夫だから。で、君はカリナと会ったのか?」レイサックは質問した

「まだだ。僕は水王のことを聞いてすぐに飛び出したので、カリナ姫はまだ会っていない」最後の言葉、アルタイル風王は感情がないように答えた。


「それなら、君はカリナに会ってくれ。姫は本当に可哀そう。ずっとお祖父様に育てられたから」レイサックはその気持ちのない答えに気付かず、親友に頼んだ。

「君がそういうなら。でも本当に君は大丈夫なの?」

 アルタイル風王はもう一度確認する。彼はチャナック水王がなくなったと聞いた時、心の中で一番心配していたのは、カリナ姫、彼の婚約者ではない。

ずっとずっとアルタイルが心配しているのは、今、彼の前に立っている新水王のレイサックである。

「僕は大丈夫。心配はいらないよ。姫を頼む。今僕は葬儀の準備だけでもう精いっぱいで…姫の面倒を見るのはできないので、僕は君しか頼れない。頼む。アル」


言った後、レイサックは他の場所に歩き去った。アルタイルが一人で淋しそうな目で新水王を見送った。

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あきゅろす。
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