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FATE【BL】
第13話 2頁
「今の貴様の姿を眺めて、俺は嬉しくてたまらん。明日までだ・・・貴様をあいつらに返すまでに貴様の身体で俺を楽しませろ」


ラーカインは右手でレイサックの身体の股間を触り始め、上手に手を上下に動いた。


突然に触られ、昨日からレイサックの身体に残っている快感が一気に浮かんだ。

「あ…」浮かんだ快感のせいで甘声も漏れた。身体の力が抜き、レイサックが抵抗できない状態になった。

ラーカインは水王の反応を覗き、微笑んだ。

「レイサック。もう分かるか?貴様は俺の『モノ』。アイツじゃない!貴様の身体をよく知っているのは誰か、貴様の身体の反応はその答えだ」

「いや、やめ…あ…」レイサックが浮かんだ快感を一生懸命抑えていた。

「本当にやめてほしい?続けてほしいだろう?」ラーカインはレイサックの耳元に囁いた。

「いや…や…め…」耳元に囁かれると、敏感になってしまった全身がぞくぞくした。だが、その否定の結果がレイサックの残酷の始まりであった。

「やはり貴様は甘いものが好きじゃないようだ。ではデザートをやめて、次のお仕置きをしよう」炎王は意地悪く微笑んだ。


ラーカインが少しレイサックの体から離れ、さっきまで中央の部分を握った右手を見つめると、手の中に短剣が現れた。

炎王はその鋭利な短剣を持ち、手足が鎖で繋がれているレイサックの胸にゆっくり切った。

前に与えられた苦痛と今を含め、レイサックはその苦痛にうめきたかった。


「う…」必死に悲鳴を抑えている水王

「痛かったら、叫んでもいいよ。俺は貴様のうめき声を待っている」ラーカインはまたレイサックの耳元に囁いた。


 炎王はさっき切ったばかり傷を爪でひっつかみ、傷の長さに辿りついた。

「うめき声をあげろ…大きい声で。俺は裏切ったモノのうめき声が聞きたい」ラーカインはもっと爪を深くひっつかんだ。

「オレは…絶対に…貴様の…おもちゃにはな…らない」レイサックは残っている力で答えた。

そのせいで、炎王ももっと激しくひっつかんだ。


しかし、レイサックからのうめき声も全くない。うめき声を上げないように、水王は唇を強く噛んだ。素敵な唇から血が出ている。


「頑固だな。でも俺は頑固なモノを試すのが大好きだ。やってみせろ!貴様はどこまで耐えられるか!」


ラーカインは鎖で繋がれるレイサックの左腕を握り、逆方向に折った。

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あきゅろす。
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