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FATE【BL】
第9話 4頁
「何をする!放せ!」

「俺はアルタイルよりずっと良いと貴様に教えてやる」炎王はもっと近づいた。

「何の話だ?意味がわからない!」レイサックが問いかけた。


ラーカインはそれを聞かずに、唇でレイサックの上半身の全てを愛撫し続け、右手は裸の肩を強く握り、左手は細い体を引っ張って再びレイサックをベッドに押しつけた。


「貴様は俺が何も知らないと思うか?俺には目が無いとでも思うか?」赤い瞳がレイサックを見詰めた。

「貴様、何を言っている?」レイサックは本当に炎王が言ったことを理解できなかった。


「誤魔化しても無理だ、レイサック。貴様が俺の言っていることがどういう意味か、よく知っているだろう?けど、次にアルタイルと会う時に伝えろ。キスの練習が足りない、今度もっと上手くなるとな」


ラーカインは自分の服を脱ぎ、レイサックは訳分からないことで自分の頭にいっぱいであった。

二人の王は裸の状態になっている。


 説明しなくても、この状態でこれから何が起こるか一目瞭然。

 
 「バカやろ!何をするつもり!オレは男性同士だぞ!」何をされると想像出来たレイサックは暴れた。


「貴様の誇りを破るには一番適切じゃないか?」
ラーカインはくすくす笑った。
 

レイサックは、その答えを聞いて、血も凍るような思いがした。逃げようとしたが、ラーカインに捕まえられ、身体を押しつけられた。

 「痛くなりたくなかったら、いい子にしてろ。けどな、絶・対・痛いだろうな」ラーカインは嘲笑った。



 若水王は自分の残っている力を使って、振り払おうとしたが、炎王の前には不可能なことで、逆にラーカインにとってそれはもっと面白くなるだけ。

「レイサック、俺から逃げられるでも思うか?」ラーカインの舌が再びレイサックの口に侵入し、今回はさっきよりもっと濃厚であった。また炎王の右手はレイサックの身体の下半身の中央に触り始めた。

その手はだんだんと刺激を加えた。

レイサックは、初めて他人から「自分の」を触られ、恥ずかしがりながら湧き上がった快感を抑えるのに必死だった。


「いや。。。やめ…ろ…」抵抗したい気持ちでいっぱいだが、声が震えた。炎王の手は上手く上下に動いている。

レイサックの弱くなった抵抗を見て、ラーカインはクスクス笑った。彼はゆっくりとレイサックの口から離れ、耳、首、肩、そして桜色で素敵な乳首を愛撫した。

 
口は身体の上で、手は身体の下。右手は中央にあり、右手は足からだんだん中央の部分まで這わせられる。

水王は自分の体から湧き上がった快感を抑えるのはもうすぐ限界で、抵抗する力はもうなくなった。


「レイサック。どうだ?気持ちいいだろう?アルタイルからこういうことを、されたことはないか?」

 ラーカインは呟きながら顔はレイサックの中央の部分に動き、勃起している部分を口の中に入れた。

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