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BSR倉庫
正月拍手(椿炎)
本編終了後のお話。

◆椿見守る炎

幾度目かの冬。
この時期になると、お互い辛かった頃を思いだす。

(ダダダッ)
幸村「起きておるか椿!」

椿「…っ、起きています…けど」
(ガラッ)
幸村「外は一面雪ぞ!そなたも早よう…」

椿「まだ着……っ!?」幸村「…なっ!?申し訳ござらんんっ!」
(ぴしゃっ)

椿「…幸村、前々から思っていたんだけど……今更私に気を使わなくても、」

幸村「皆まで言うなっ、…あ、あの頃の某はどうにも疲れておったらしく…言い訳では無いが、その済まなかったとは思って…」

椿「…まぁ、お互い様なところもあるよね…。未だに足は痛むし、」
(ガラッ)
幸村「それは真か椿…っ!なればこの幸村、」

椿「わ、ちょっと…っ!いきなり抱き上げないで下さいっ!」

幸村「…ちゃんと飯を食べておるか?かように軽いと、おなごは赤子を産みづらいと聞…はっ、(真っ赤になる)」

椿「(同じく真っ赤)」
幸村「……、庭に連れて行く…っ!今年も、椿が咲いたので、なっ(あたふた)」
椿「う、あ、はい…っ!雪も積もった事ですし、ねっ(あたふた)」



佐助「案外、似たもの夫婦ってやつかもな〜」






彼らには幸せになって欲しい。



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あきゅろす。
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