デュララリ!! 標的.03!! 「――おい、帝人」 「うん。 綱吉君の言ってた条件通りだね」 「ツナが何か言ってたのか?」 リボーンが普通に話し掛けてきたため、帝人達は苦笑した。 ツナが立ち上がり始めると彼は背中から下りる。 「いきなり何すんだよ、リボーン!」 「お前が他の奴らを待たせてるからだぞ」 「あ、えっと……リボーン君で、いいのかな?」 帝人が話し掛けるとリボーンは『そうだぞ』と返してにやりと笑った。 そんな相手に正臣が尋ねる。 「お前は、ツナの友達かなんかなのか?」 「オレはツナの家庭教師(かてきょー)だぞ」 それを聞いた正臣は目を見開いた。 「赤ん坊が、家庭教師?」 「……あ、そうだ! 何で今はその姿なんだよ!? 帝人君達に言った条件に当てはまったからいいけど……」 「動きやすいから変えてるだけだ」 ツナの問いと、その答えでリボーンが口にした『変えている』と言う言葉に帝人と正臣は首を捻った。 [*前へ][次へ#] [戻る] |