デュララリ!!
裏・標的.14!!
そんな時、どこからともなく携帯の着信メロディーらしき物が鳴る。
直後スクアーロがポケットに手を突っ込み、黒い携帯を取り出した。
「もしもし? ――あ、てめぇか……あぁ、わかった。じゃあ明日の夜俺が行く」
そう言って、彼は電話を切った。
ベルが相手を尋ねると、スクアーロは小さくため息を吐いた後、口を開く。
「沢田、だ」
「……モドキか」
「あぁ、明日動きを起こすから、力を貸して欲しいって言われた」
『その、沢田というのは?』
セルティに問われ、ベルが口を開く。
「俺らは認めてねーけど、次期ボンゴレ10代目」
『――そうか、そいつのフルネームは?』
「沢田綱吉だ」
XANXUSが言うと、セルティは『わかった』とでも言いたげに頷いた。
その後、彼女は彼等に言った。
『もしそいつやその仲間に会ったら、手を貸す』
と。
「こっちにも頼むぜぇ? ヴァリアーにも動きづらい時はあるからなぁ゙」
スクアーロの言葉を聞き、セルティは再び頷いた。
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